Gifting YouTube Premium
最近母親の誕生日があり、食べ物をふくめモノは要らなそうな様子だったので何かないかな・・・と考えた末 YouTube Premium membership 一年分を進呈してみることにした。Accidental Tech Podcast host の Marco Arment も「YouTube Premiumは membership の中で一番優先」と言っていたことだし。
これは良いアイデアではあったが、実行は full of friction だった:
- “YouTube Premium を進呈する” というアイデアを直接実行する方法はない。これは、たとえば New York Times Gift Subscriptions や Coffee Gift Subscription | Trade Coffee など他の sub 業者と比べ不便である。近いものは昔あったらしい が今は見当たらない。
- 代替手段は Google Play ギフトカード を電子的に贈呈し、それで YouTube Premium 年間員になってもらうというもの。これは、バーが高かった。
- まず Amazon.co.jp で買ったギフトカードを Google Play に登録する、という操作が自明でない。ギフトコードの書いたメールも紛失されがち。ただし Amazon はギフトコード通知メールを無限に再送できて、それはさすがに立派ですね。一方 “Google Play で YouTube を買う” という概念は org chart むき出しでダサい。iPhone ユーザは Google Play なんて知らねえっつーの。
- 無事入金を果たし次は YouTube 側で年会員購入、なのだが、これもバーがたかい。問題は Apple による課金 gating. YouTube のページにも iPhone では年間員になれません とある。具体的には Apple 課金を使って年会員を買うことができない。
- Apple の監視の目を逃れウェブブラウザを使って課金フローに入れば買えることは買える。しかし肝心のページに至るリンクはすべて deeplink として YouTube app に redirect されてしまう。「リンクを長押しして別のタブで開くよう明示する」というワザが必要で、そんなん 80 近い年寄りにはわかんねーっつーの。わたくしたまたまブラウザチョットワカルからなんとかなりましたがねえ。
といった困難を乗り越えるべく、ビデオチャットから iPhone のカメラ越しに iPad 上での購買フローを指図するという advanced tech support challenge を遂行する必要があった。はー苦労。
この壁の高さ克服すると、ギフトとして YT Premium Annual Membership は優れている:
- YT の ads を消すのは大半の人にとっては pure win である。たとえば新聞の購読をプレゼントしたけど新聞は読まれない、みたいな心配がない。(YT を見ない相手であれば無駄だが、それは事前に聞けばわかる。YT 自体を押し付ける必要はない。)
- Ads スキップ以外の機能も、あると割と便利である。特に background 再生は喜んでいた。あとオマケでついてくる YT Music も、他の有料 music services を使ってないなら悪くはない。Premium がある前提ならタダ相当なので。
- Annual plan は一年経つと自動的に終わり、自動更新されない。ので相手の負担になる心配がない。(これは annual plan がもともと gift 目的だったことを示唆している気がするが、それにしては gift 機能ないのどうなってんの。)
というわけで個人的なおすすめは、物理 Google Play ギフトカードを持参のうえ花束などを持って親を訪問して誕生日を祝い、その場で一緒に tech support してあげるアプローチ。
ただ親に物理アクセスできる人は年会員にならなくても YouTube Premium Family のリストに親のアカウントを入れてあげれば済みそうなので、こんな苦労はないな。