妻子が滞在先の埼玉(妻実家)から帰ってきて、夏休みが終わった。今年は一ヶ月半くらいと長め。
去年の記録を眺める…
毎度生産的に過ごそうと試み、失敗に終わるのを繰り返している。ただ「生産的」というのは「なんかコードでも書く」という意味であって、コード以外で何らかの活動はしている。たとえば去年は子供ができて以来完全焼け野原になっていた金銭リテラシーの立て直しをしていた。八年くらい野放しだったせいで大損していたことがわかったが、何もしないでいるよりは良かった。
今年もコードは書かないがそれ以外はまあまあ生産的、という傾向だった。
- 最初の二週間くらいは、時差ボケ、猫のノミ退治、気温ギャップへの不適応などで体調不良であった、
- 加えて減量のため OMAD (one meal a day) をしたり、週末に three days fast をしたりと栄養失調気味だったので、この期間は何かが捗るはずもなかった。なお減量は概ね目標を達成できた。「生産的」というのには抵抗があるが、なにかを達成はしている。
- 減量後、食事の見直しが必要ということで “Ultra-Processed People: The Science Behind Food That Isn’t Food” と “Fat Chance: Beating the Odds Against Sugar, Processed Food, Obesity, and Disease” を Audible で聞いた。以前読んだ “Salt Sugar Fat: How the Food Giants Hooked Us” と同系列の本だが食事のあり方に踏み込んだ内容で、減量後は low carb しつつ肉と野菜を食べる暮らしをしている。
- Low carb 化にあわせて色々レシピを研究し、色々料理した。おかげでコメ、麺、パンに頼らず肉と野菜を食べるスキルが高まった、と思う。あと以前からやってみたかった meal prep (バッチで一週間分の晩飯を作り食べ続ける) もやってみた。他人に勧めるものではないが、試せたのは良かった。時短にはなるので来年も機会があればやりたい。
- Audible といえば料理や散歩など耳の空いている時間が長かったので “Trust the Plan” と “Apple in China” の二冊を聞くことが出来てよかった。普段は Audible を聞くガッツがわかないことが多いけれど、ヒマがあると聞ける。
- ただし後半は audio book も聴き過ぎで食傷し「若かった頃に好きだった音楽をかけながらダラダラ料理をする」というプレイを見出した。これは、よかった。
- これまで「日本の歌を聴く」という行為から opt-out していたけど、久しぶりに聴くと良いものですね。日本語だからというのではなく、若いころ魂に刻み込まれた曲を再生するというのが良い。誰かがこれを「音楽の comfort food」と読んでいたけど、ほんとそんなかんじ。昔デスマ中に聴きすぎたせいでトラウマになっていた曲たちも、ダラダラ料理しながら聴き直すことで厄払いできた気がする。
- 料理も、時間に追われず好きなペースで好きなものを作るのは良いものです。はい。たとえば chicken thigh 4lb を起点に唐揚げとフライドチキンを揚げ続け、きままにつまみ食いし、あとは全部冷凍、みたいなプレイ。(野菜も用意しておいて一緒にたべます。)
- カロリー低めで筋肉量低下が心配なため、二週間前くらいから夜に筋トレを始めた。これがコード書いたりできない原因の一つかもな。筋トレ思ったより嫌いじゃないけど、終わるとくたびれてなんもやる気にならないのだよね。
- あと、そういえばこのブログを Obsidian+Hugo に移行できた。
総体としては: ランダムな思いつきで時間を溶かす贅沢を通じ気分転換できた。仕事家事子守があると「楽しい」とか「無駄」みたいのが失われがち。夏休みくらい、そういうことしてもいいよね。あとは妻にもそういう機会を持ってほしいものだけれども、それはまた別の話。
Apple in China: The Capture of the World’s Greatest Company made me intrigued by this kind of news.
So all the parts are still made in China. What Apple etc does is to ship these parts to India. I guess this hurts Apple than its does China.
Given China and India is in the same continent, I wonder if it makes sense for Apple to shift the factory from east part China to west - the dessert or farming region (I imagine). If that happens it can be blessing for Chinese people since they would get the employment which it would never get otherwise.
Interesting times.
Another, new, huge, open-weight foundation model coming out from a Chinese AI lab. How many do we have something similar outside China today? It’s astonishing. They’re supposed to have limited GPU supply but it doesn’t seem to matter.
This article portrays the life at a “AI town” in China which has strong ties to both an “Ivy league”-esque University there and the industry players like Alibaba. It’s kind of like San Francisco but they’re doing it in open-weight ways.
For these catching up players there are strategic values to be open-weight, and there is no way to see this as a pure altruism. But it doesn’t matter.
Well, it doesn’t matter if you’re one of the researchers or engineers working on these big frontier models. There are so many players in their own country! They are competitors but they must be friends too. And they’re all trolling (or even dominating) the US closed model players. How exciting it is to be in such a possibly once-in-a-lifetime moment. I cannot imagine.
ブログ内のリンクが間違っていたので修正し、Cloudflare にアップロードしなおす、が、反映されない。試行錯誤の記録:
- ブラウザキャッシュを疑う -> そんなん最初に試すわ。
- “Clouflare Caching” を疑う -> Cloudflare Pages は Caching を (直接) は使っていないので、対処のしようがない。
- コンテンツをカラにして deploy し、そのあとオリジナルのコンテンツを deploy しなおす -> コンテンツをカラにするとファイルは消えるが、オリジナルのコンテンツに戻そうとすると古いファイルが復活する。なんなの。
- リンクではない可視な部分を変更して deploy し、そのあと変更した部分をもとに戻して deploy しなおす -> It worked!!!
- 具体的には Hugo の設定でタイトルをかえ、またもとに戻しました。
邪推としては、コンテンツ一致判定 (hashing) のアルゴリズムになんらかの heuristics を使っており、その heuristics にバグがある。ま、タダ乗りユーザなんでワークアラウンドできたのでよしとします。
ちなみに http://localhost:1313/
へのリンクが残っているというちょー恥ずかしい間違いだったので、なんとしても直したかったのだった (たぶん hugo serve のデータがアップロードのち残留してしまった)。
cf. VibeCon - the biggest vibe coding conference! : r/ChatGPTCoding
追記: pages deploy --skip-caching
念の為に コード を読んでいたら pages deploy には --skip-caching
というフラグがあり、ためしたかんじこれで確実に回避できそうである。--help
でリストされるようにしといてくれよ・・・
Roughly every five years, the cost to build a factory for making such chips doubles, and the number of companies that can do it halves. 25 years ago, there were about 40 such companies and the cost to build a fab was about $2-4 billion. Today, there are either two or three such companies left (depending on your optimism toward Intel) and the cost to build a fab is in excess of $100 billion. Project these trends forward another ten years and you can expect a single factory to cost nearly half a trillion dollars, and the number of companies that can do it should drop to less than one.
人類これ以上 CPU 作るのムリなのでは、という気分になるが、
Highly parallel chips designed from the ground up for extremely high defect tolerance could perhaps be manufactured with a vastly lower-quality, and by extension vastly cheaper chip fab.
I’m currently raising some pre-seed funds, aiming to build high-performance, high-efficiency, general-purpose CPUs designed from first principles. I’m also increasingly convinced that, with the right compromises and specialization, a startup-scale fab may be viable and is at least well-worth the experiment.
という求人への長いフリなのだった。Cerebras が似たようなことを言っていましたね。
100x Defect Tolerance: How Cerebras Solved the Yield Problem - Cerebras
字数の大半はチップ細微化の不可能性を長々と説明していて、そこは面白い。
NSF の funding が切られたという話。アカデミアの皆様はヨーロッパなりアジアなりにお越しください。Hahaha.
The deal was simple: We’ll pay you 20-50% below market rate, but in exchange, you get stability, reasonable work-life balance, and most importantly, no layoffs. This wasn’t written in any employee handbook, but everyone understood it. It was the Microsoft way.
あの日までは南の方で Google 社員も似たような幻想を抱いていた旨をお知らせします。
そんな Pact を反故にした社長のお言葉ですが・・・
By every objective measure, Microsoft is thriving—our market performance, strategic positioning, and growth all point up and to the right. (…) And yet, at the same time, we’ve undergone layoffs.
This is the enigma of success in an industry that has no franchise value.
きみたちめっちゃ franchise value で生きてるじゃんか!!検索みたいにエーアイに殺される心配もないじゃんか!!何いってんだ!!なでらっち、最近ちょっと Zuck 氏みたいなサイコパスになってきてない? Sam Altman にフラレて性格変わっちゃったのかい?
Django 生誕秘話、という以前に Simon Willison キャリア振り返り講演だった。なぜ Datasette みたいなもを作っているのか不思議だったけど、一時期新聞社で働いていたのだね。
ゼロ年代の香り漂ういい(おっさん向けの)話でした。
家族帰省中につき家に独り身なので家事雑用食事などをしつつ無限に音声コンテンツ (podcast, audible) を消化していたが、doomscroll に似たダメさがあることに気づいた。アタマのスペースが他人の言葉に埋められ、思考停止してしまう。
20 世紀によく見られたつけっぱなしのテレビに似ているが、一面ではよりたちが悪い。テレビ(地上波)というのは必ずしも自分の関心との相関が高くないので、無視しやすいし、大半の時間は無視されている。一方でインターネットの音声コンテンツは自分が楽しめそうなものをより好んで選ぶから、退屈さが低い。なので無視しないし、できない。
イヤホンで聞くと、また一層よくない。コンテンツが常に環境音に勝る。なおさら無視できないし、外界の刺激から切り離される。
あるとき、イヤホンをつけた瞬間にピタリと考え事が止まって脳がコンテンツ待ち状態に入ったのに気づいた。何も聞く前からすでに脳死している。
また別のある日、聞いていた podcast でホストの一人が「壊れたイヤホンを修理に出したら返ってくるまで一週間かかって、その間はまったく miserable だった」と愚痴ていた。依存じゃん。そして自分も一緒じゃん。
そこでまずイヤホンをやめて小型スピーカーから音を出してみた。生活音が混じって生活を覆い隠す感じがなくなったのはいいが、話の内容が気になるのに聞こえにくいのはそれはそれでストレス。気になるコンテンツが流れている時点で負けているのかもしれない。
そこで音声コンテンツ・・・というか podcast および audible をやめて音楽をスピーカーから流してみた。これは、いいんじゃないか。生活音でかき消されても気にならないし、脳の占有率も低い。端的にいうと podcast を聞きながらの考え事はむずかしいが、音楽を聞きながらはさほど問題ない。歌詞が気になることはゼロじゃないけれど、人の話よりは桁違いに平和。しかも音量を絞ることで attention budget を減らせるのである!べんりー。
ただ年をとったせいか「好きな音楽」というものが枯渇しているので、そこはなんとかしたい。もっとも家族が帰ってきたあと音楽をかける時間があるのかは不明。暇さ固有の問題なのかもしれない。
Ads-blocker はさておき、モバイルで拡張を使えるのはいいな。
拡張の API は簡単っぽい。
しかし (persistent な) sideload はできない。これは Chrome と一緒。残念。
Android アプリは sideload できるのにブラウザ拡張が sideload できないの、ほんと残念だよな。デスクトップのセキュリティモデル (悪意あるアプリが勝手に拡張を sideload できる)に合わせているからなわけだけれど。ブラウザのこうした野良プログラマビリティの低さは自由を殺していませんか。言いがかりかもしらんけど、せめて beta channel では OK とかのフラグで穴をあけらえるとか、妥協をしてほしい (unbranded build ではできるらしいが、それは不便すぎです)
…と思ってチャットに聞いたところ, web-ext コマンドは sign
ができるらしい! へーそれでいいのでは? そのうち一度気合をいれて Firefox 再挑戦しないとな。
Federighi said he was more concerned the public would believe Apple was making too many compromises to get the software running on iPhones, the people said.
secret sauce を隠したいのかと思いきや、出遅れている事実を隠したいという判断なのか…