Todoist Tips: Trash Project

Todoist は “タスクをアーカイブする・ゴミ箱に送る” という機能がないせいで、整理をするときの心理的負担を高めている。”タスクを削除する” ことはできるし実用上の問題はないのだが、何かを永続的に削除するのってちょっとだけ心的負荷があるじゃん。

そうした心の迷いのバーを下げるため、しばらく前から “Trash” というプロジェクトを作って心の迷いがゼロではないタスクは削除するかわりに Trash 送りにしている。ネイティブにサポートしてくれないかなーゴミ箱。

交通事故

車にはねられた。といっても大した怪我もなく、擦り傷と打撲くらい。(内出血はないので打撲 – bruise とは言わないのだろうか。ぶつかったところが痛いということです。)

帰り道の晴天下の青信号、自転車で横断歩道を渡ろうとしたら左折してきた pickup track にぶつかった。運転手は左折先で止まって何かを yell していたが、その後走り去ってしまった。当て逃げかいな。かわりに対向車線で信号をまっていた心優しいおっさん二人組が助けてくれた。ありがとう VTA の中の人!

痛い以外の被害としては、まず自転車が少し歪んでしまったらしく、走ると摩擦感がある。直してもらわないといけない。あと事故の際に ear buds がふっとんでどこかに行ってしまった。まあ ear buds そんなに好きじゃなかったのだけれど、買いなおすのはそれなりにかったるい。痛いのは、まあぶつけた痛さと擦り傷の痛さというかんじ。骨がやられている感じはしない。たぶん。

相手が pickup track だったことをかんがえると、タイミングによっては死んでたね。死なないにせよ、擦り傷と死傷のスペクトラムのどこかに着陸したであろうことをかんがえると、運が良かった。人間いつ死ぬかわからないので、いまのうちに遺言とか用意してちゃんと妻子に財産が継承されるようにしといたほうがいいな、などとぼんやり思った。

もっとも死んだあとの心配よりは死なないための心配をした方がよく、そういう意味では交差点では青信号でも左右前後ろの車を確認し、そいつらが停止したのを確認してから動くという基本を徹底すべきであった。子供と一緒のときは絶対やるんだけど、自分だけのときは油断があった。世の中には人を殺しがちなが自動車がいるので、そういうのから身を守らないといけない。

自転車通勤をはじめて二十年にしてはじめての交通事故(たぶん)。あと 10 年くらいは通勤する可能性があるので、ノー事故を達成したい所存。

Pushkin Industries

Pushkin Industries: Podcast & Audiobook Production Company

Malcolm Gladwell が WW2 の東京大空襲について書いた本 Bomber Mafia を Audible で聞いたらめちゃ編集されたコンテンツで、背景音楽、効果音からインタビューまで入っている。NPR の番組かという勢い。あとがき(?)によると、audiobook first で作られたコンテンツらしい。まず audiobook を作り それをもとに活字バージョンを「翻訳した」と言っている。

Malcolm Gladwell は “Revisionist History” という podcast (面白いです。おすすめ。)が大成功を収めたのでオーディオ路線に舵を切り、2018 年に audio コンテンツの制作会社を作っていた。それが Pushkin. Bomber Mafia もここから出版されている。

Pushkin のサイトを眺めていると、既にいくつもの audiobooks が陳列されている。権利を買い取っただけっぽいものも多いが、新しく作られたものもある。興味深い点として、これらの audiobook は Pushkin のサイトで購入することができる。金を払うと podcast player が読める RSS のリンクが付与されるらしい。従来の audiobook 売りは Audible や Play Books のようにアプリが紐づいているか、Pragmatic Bookshelf のような MP3 販売だった。そこに Dithering などメンバーシップ制 podcast のような RSS 売りを取り入れた。新しい。

これは、正しいね。MP3 をダウンロードして聞くのは超絶かったるいし、アプリに紐づけると場所代をとられる。なお Pushkin にしろ Pragmatic Bookshelf にしろ Audible でもコンテンツを売っている。でも著者の取り分を増やしてあげたいならサイトで買ってあげたほうが良い。代替が MP3 だと Audible に手間賃を払った方がいい気がしてしまうが、RSS ならサイトで買ってやってもいいと思える。

Pushkin は Audiobook の他に Podcast も作っている・・・っていうか Revisionist History 新シーズン出てるじゃん!まったく気づいてなかった!しばらく聴くものがたくさんできたぞ。ホクホク。Pushkin+ という membership で ad-free にできるらしいけど、まあ Ads ありでいいです。RH 以外にもまあまあ興味深そうなのがあるので、あとで聞いてみたい。


ところで Bomber Manifa はどうだったかというと、まあ、それなりに面白かったです。爆撃された側の国で反戦思想を叩き込まれ育った身として B29 とナパーム弾が Project X 的に語られる爆撃した側の視点に立つ行為、なんとも An American Moment. 5 時間くらいと短めなので、なんとなく聴くものを探している人には娯楽としてそれなりにお勧めです。

そうそう、Pushkin native のコンテンツはだいたい 5 時間くらいで、短めなのもよい。ノンフィクションの Audiobook で 10 時間を切るのは稀で、The Great Influenza とか 20 時間くらいある。ジョギングしながら一カ月同じ話を聞き続けるのは厳しい。一週間くらいでおわる 5 時間は個人的にはちょうどよい長さだと思う。書店での厚さを気にしなくてよい Audio/Digital-Native な利点を生かしている。Attention span が短くなった人類に適応したともいえる。