移行活動、読書活動
夢。仕事帰り、広尾の築四十年家賃七万円のアパート、屋外の小汚い共用洗濯機で隣人と雑談しつつ服を洗いながら、そろそろ親も年だし実家の近くに引っ越して、家賃ももうちょっと金かけて小ぎれいなところに住むかなどと考える。その汚い洗濯機を使うなコインランドリーにしておけ!と動揺して目が覚める。隣人との雑談がなぜか英語である。そしてあのアパート、洗濯機は自分で持ち込んだ気がするな。
さてブログを公開しないと。
一目にさらすのが憚られるエントリをドラフトに戻し、ドラフトのうち今みると別に公開してもいいかと思えるものを公開に切り替え、気づいた範囲でタイポを直し、git commit -u && git push. Netflity の設定が死んでいなければ公開されることでしょう。Netlify にしてあるよね?なんかいろいろ mess なのだよな・・・と Netflity の dashboard を見たところ、ファイル名不正とかで失敗していた。修正。
はい、無事公開されました。よかったね: steps to phantasien
というわけで code-server を動かしていた VM も停止。
はーこれで "steps to phantasien" というブログも終了。この名前はもはや四半世紀くらい使っているはずだな・・・と Web Archive を確認すると・・・。あった!中二病が痛すぎてリンクをするのに躊躇するが、この URL を思い出すのに一分くらいかかったので記憶から消え去る前に記録しておく。それにしても 20 世紀からブログ(という名前ではなかったが)書いてるとかすごくね?お前が東村山で書いてるそのウェブサイトは 23 年後に Mountain View で終わるぞ。黒歴史になりそうなとこは消しとけ、と教えてあげたい。
さて活動記録をつけるにあたりやりたいことや読みたい本を整理するとか Notion を再セットアップするとかをやりたい気もするが、そういうメタ活動に時間を使いすぎるのもアンチパターン感があるので、適当に積読から一冊選んで読み始めます。
Information Dashboard Design: The Effective Visual Communication of Data - 仕事で dashboard を作る機会が増えたものの、それらの dashboard が良いとは思えない(良し悪しの判断すらできない)という足元の覚束なさから買ったまま積んでいた本。
Chapter 1: Clarifying The Vision
- 世の中の dashboard のダメさ。物理的な "dashboard" の skeuomorphism はゴミという話。へー昔はそういう dashboards がいろいろあったのだねー・・・。
- Vendor が製品を fancy にみせるためにつけた pre-defined な dashboard のダメさ。へー(同上)。
- 歴史。90 年代に OLAP や BI がもてはやされ始め、ゼロ年代初頭に Enron のスキャンダルがあってビジネスにおける監視の重要性が見直され花開いたという話。それとは別に工場とかの機器が電子化・ネットワーク化されて画面がつき、その監視のためにエンジニアが考えたゴミのような監視 UI がつくようになった。はあ。
- Dashboard とは何か:
A dashboard is a visual display of the most important information needed to achieve one or more objectives, consolidated and arranged on a single screen so the information can be monitored at a glance.
P.26
- スクロールが必要なものはもはや "a dashboard" ではない。一目みてわからないから。
- Dashboard は用途に応じてカスタマイズするのが大前提である。つまりインフラチームとかが作ってくれているお決まりの可視化ツールは、カスタマイズの支援の程度によってはゴミ化する可能性がある。
- Dashboard は以下のものではない:
- A display that is used for data exploration and analysis
p.30
- A portal
- A scorecard
- A report that people use to look up specific facts
- なるほど...
- EDA を混ぜがち、というは自分の感じていたすわりの悪さを説明している。
- Portal を混ぜがち(なせいでちゃんとした Portal がない) という問題も同じ。
- Scorecard は一緒なのでは、と思ったが、そっちには決まったやり方というのがあるらしい。
- Dashboard は "Situation Awareness" を高める。つまり alert が発生する前からなんとなく全体の状況を把握するのを助ける。のでいざ alert が発生しても慌てなくて済む。
- Situation Awareness を update する -> 注意の必要なものがあるか判断する -> あれば詳しく見て、対処の必要性を判断する -> 対処するならする。
- Dashboard は "need to leverage people's visual capabilities" ということで次章につづく。
今日はここまで。読書は椅子に座ってやるよりタンスとかの上に本を置いてストレッチとかしながら読むほうが眠くらななくてよいね。