移行活動 – ドメインなど

さてちょっと時間あるから WP に金払ってドメインの設定でもするか・・・。

「法蓮草の森」は完全に思いつきの名前すぎ、あとから変えたい気もするので、ドメインはもうちょっと agnostic なかんじにしたい。しかし notes.dodgson.org は使ってしまっている。records.dodgson.org とか? notes と何が違うのかという話はあるが、違いはなくて名前の衝突を避けたいだけです。logs とかでもいいけど、log ってかんじでもないからなー。

“Domain Connection” という機能が $13 だけど paid plan ならフリーだよー、とか書いてるので、むしろ domain connection だけ売ってくれと思って調べたが、それを買うことはできないらしい・・・なんだそりゃ別に personal plan でいいんだけどさ・・・。

とか試行錯誤していたら間違えてこのブログをアップグレードするかわりに新しいブログを買ってしまった!ギャー!しかしあっさり refund できたのでよかった。この refund のしやすさは評価する。

そして Personal Plan を refund してわかったことだが、もし Personal Plan で custom domain を使っていた場合、Personal Plan をやめて Free Plan に戻っても custom domain は使いつけられるらしい。それが $13/year の Domain Connection 機能。つまりこの “plan” にアクセスするには有償プランを購入のうえ refund すればよい。Audible の退会フローでだけアクセスできる格安プランみたいなもんだな。まあこのブログをちゃんとやってるうちはふつうに金払いますよ潰れてほしくないからね・・・。Misreading Chat を完全終了する日が来たら Domain Connection に切り替えていい気はする。

はー無事金払い終了。Domain の upsell が激しすぎてかなり UX を損ねているのが残念。でも consumer 向け有料サービスというのはこうなってしまうよなあ。世の中うまい話はないのである。まあトータルのお買い得度を考えるとこのくらいの annoyance はいいです。

読書活動 – Information Dashboard Design Ch 2, Ch 3.

朝起きて顔洗ってコーヒー淹れて着替えて 4:37.

Chapter 2: Thirteen Common Mistakes In Dashboard Design

  • Exceeding the Boundaries of a Single Screen.
    まあこれはわかりやすいね。なお画面を分けるのも、drill down は別にしてやめとけという主張。
  • Supplying Inadequate Context for the Data
    比較すべき数字が含まれていない(平均、目標など)。良い悪いだけでなく、どのくらい良い・悪いのかがわからないとだめ。
  • Displaying Excessive Detail o Precision
    逆に細かすぎる、みたいなの。ビジュアルが伴わない場合はなおさらそうだよな。というか table はイマイチな気がするな。自分の dashboard もちょっと table を混ぜちゃってるけど、あれは細部として切り離したほうがよさげ。
  • Expressing Measures Indirectly
    伝えたいことが伝わらない指標を使っている。例では予実の時系列チャートを挙げており、予実の額自体をプロットするのをダメとしている。かわりに予算を定数とし、予算に対する実際の出費の % をプロットしたほうが良いとしている。予算超過しているかどうかがわかりやすいから。なるほど。なお仕事ではもっとあからさまにダメな indirect measure が問題になったことがある。それは直したけど、他にもこういうのありそう。”Indirect” という語彙があると指標を殺したいときの説得には役立つげ。
  • Choosing Inappropriate Display Media
    Bar chart はやめておけ、まして 3D は最悪だ。あと二種類くらいダメなチャートが乗っており、かつ後の章でも詳しくやるらしい。仕事、社内ベータユーザの OS ビルドの分布を pie chart で出しちゃってるけど、だめかな・・・。エントリが多いと bar chart はかさばるのだよなあ・・・。後の章に期待。
  • Introducing Meaningless Variety
    無意味に使う chart の種類を増やすのはやめなさい、boring とか気にしないで consistency 大事にしなさい、という話。
  • Using Poorly Designed Display Media
    単一のチャートのダメさについて、いくつか例を示しながら議論している。詳しくは Show Me thee Numbers という別の本を読んでねとのこと。はい
  • Encoding Quantitative Data Inaccurately
    グラフはゼロベースにしろよなとか。はい。
  • Arranging Information Poorly
    重要な数字は prominent に、注意すべき数字は stand out させ、比較すべきものは隣に置く。
  • Highlighting Important Information Ineffectively or Not at All
    後の章で詳しくやるよ。
  • Cluttering the Display with Visual Effects
    謎の装飾はやめろ、みたいなの。これは自分にはさすがに関係ないが, vendor がつくる昔ながらの dashboard ではたしかによくあったかもしれない。例示される screenshot が厳しい。
  • Misusing or Overusing Color
    無駄に関心を引く色を使っちゃうとか。こういうの dashboarding tool がデフォルトの palette をまともにしてくれればいいんだけど、なんか無駄に赤とか入れてくるよな・・・。その点モダンなチャーティングライブラリはえらい。
  • Designing an Unattractive Visual Display
    過剰な装飾はダメとはいえ ugly すぎるののも困るから aesthetics も気にしような、あとの章で教えてやるかんな、という話。はい。

今や自明なものもあるし、なるほどというものもあるし、よくわからんから後の章に期待というものもある。コンテクストの不足、情報の過剰、Arrangement の工夫、一画面に収める、とかはできてないときもあるので次からはちゃんとやりましょう自分。

Chapter 3: Assessing What’s Needed

  • 要件定義ちゃんとしような、という章。
  • Begin With a Definition
    “It is an information display that will keep them aware of what’s going on in their specific realm of concerns”. EDA とかのツールじゃないからね、という話。
  • Focus on the Goals, Not on the Means
    エンドユーザからの fancy にして欲しいという要望は無視し、彼らの必要とするものを作ってあげなさいね、という話。はいはい。
  • Get into People’s Heads
    Dashboard を読む人のメンタルモデルに沿って画面をデザインしてあげようね、読み手のメンタルモデルをインタビューするときはホワイトボードに図を描いてもらって、いろいろ質問しながら図に矢印とかを書き足してもらおうね、初心者はそもそもメンタルモデルがないときもあるから育ててあげようね。という話。
  • 最後は余計なお世話というか出過ぎた主張だと思うが、Dashboard はさておきメンタルモデルや問題意識の共有というのは必要で、しかし自分はしばしばさぼりがちである。PM とかこういうの話し合うの好きで、話が長くなって仕事が進まないのでイヤだなーといつも思っているが、数字を中心とした design doc 的なものを書いてそれを dashboard という形で実装する、というフローは必要なのだろうなあ。business objective の定義みたいな。まあ business ってほどじゃない性能上の指標なんだけど。
  • Ask the Right Questions
    • Dashboard の更新頻度は?
    • 誰が読むの?
    • 何をモニタするの? なんの目的で?
    • どういう疑問にこたえたいの?
    • Dashboard をみてどんなアクションをとりたいの?
    • 具体的に表示したい項目は? それぞれ何がわかるの? 詳細が必要なのサマリが必要なの?
    • 目的のために一番重要なのはそのうちどの数字なの?
    • どういう logical grouping があるの? 各数字はどの group なの?
    • どの数字とどの数字を比べたいの? 互いにコンテクストを提供できる数字たちはどれ?
  • このリストは comprehensive ではないといってるが、良いリストだね。耳が痛い。Dashboard design doc があるとしたらこういう質問には答えてしかるべきだな。作ってみないとわからないものもありそうだけど。
  • Identify Information that Really Matters
    上の質問リストに出てきた数字のうち、実際に性能に影響を与えるものだけを dashboard に含めなさい。人々は実際には使わない数字を念のためと入れたがるけど、空間や関心を無駄遣いするのでやめなさい。入れたがり屋さんには「あんたその数字をみてどう行動するわけ?」と聞きなさい。そうですねー。EDA してた名残でなんとなく入れちゃうチャートとか、割とあるよね。
  • Identify Useful context for Measures
    それぞれの数字を読むにあたって役立つ context が何か identify しなさい。たとえば “targets, standards, measures of the norm, or the past data.” – “Compared to What?” – これ全くその通りだけど一方で内製の dashboarding tool はチャートにこういう情報を埋め込む支援が全くない、というか不可能。Altair も支援といえるものはないけど、コードを書けば任意の線を埋め込めるのでなんとかなる。むしろ dashboarding tool 側ではなくそいつの参照する SQL の側にこういう指標を埋め込んで、可視化用のデータを生成を生成すべきなのだろうな。

短いがなかなか有用な章だった。読書はここまで。

読書活動 – The Food Lab

The Food Lab: Better Home Cooking Through Science

夜は眠くてやる気なくても読める本を寝る前にちょっとだけ読むことが多い。その記録もつけてみる試み。

Chapter 2: Soups, Stews, and the Science of Stock

  • Collagen/Gelatin は connective tissue である。legs, wing, back and skin に豊富。
  • Meat only stock -> flavor. Bone only stock -> body. Carcasses -> Both
  • carcasses は food processor で砕いたのちに simmer する。Flavor が短時間 (45min) でよく出る。Gelatin は摘出されないがそれは市販の gelatin を足せばよい。

誤読活動 – Polaris: a system for query, analysis, and visualization of multidimensional relational databases

Stolte: Polaris: A system for query, analysis, and… – Google Scholar

久々に出社し、タダで使えるプリンタがあるのを思い出したので星空日記で積み残していた Tableau の元となった論文を読む。

  • RDB に入っているデータを引っこ抜いてチャートを描く GUI を作りましたよ。Grammar of Graphics にインスパイヤされた可視化を GUI でチョイチョイと作れますよ。指定された可視化仕様に基づき SQL をつくって RDB から引っこ抜いてきますよ。
  • という内容で、完成されている。Tableau… はさわったことないけど社内のダッシュボードツール(Data Studio を武骨にしたようなもの)はこれをしょぼくしたものという風情。2002 年でこの完成度。そりゃ Tableau 流行るわけだわ。
  • データや代数のモデルを RDB/SQL に寄せてあるのが GoG との違いだと書いてあるが、20 年後に振り返ると成功している。もちろん ggplot2 路線にはそっちなりの良さもあるんだけど、GUI で画面を作るに際して UI の操作を通じて結果の可視化を軸に SQL を組み立てるアイデアがエレガントかつ正しいバランスをヒットしていて見事。
  • このあと WU とかから出てきた研究でここまで「やるな!」感がある論文は星空日記では発見できなかった。つまり一族の親分たる Patrick Hanrahan はすごかったね。

しかしその後の Tableau の発展はアカデミアに還元されることはなかったのだった・・・と書こうと思ったら Tableau Research というのがあり、論文わりと面白そうじゃないですか。タイトルで選んで記録:

可視化は自分の関心が高まってるせいもあってどの論文も面白そうでよい。

あと Polaris の被引用リストを見ていたら The Grammar Of Graphics の論文バージョン 2012 を発見したので、書籍 Grammar Of Graphics じゃなくてこっちを読もうかな。

移行活動、読書活動

夢。仕事帰り、広尾の築四十年家賃七万円のアパート、屋外の小汚い共用洗濯機で隣人と雑談しつつ服を洗いながら、そろそろ親も年だし実家の近くに引っ越して、家賃ももうちょっと金かけて小ぎれいなところに住むかなどと考える。その汚い洗濯機を使うなコインランドリーにしておけ!と動揺して目が覚める。隣人との雑談がなぜか英語である。そしてあのアパート、洗濯機は自分で持ち込んだ気がするな。

さてブログを公開しないと。

一目にさらすのが憚られるエントリをドラフトに戻し、ドラフトのうち今みると別に公開してもいいかと思えるものを公開に切り替え、気づいた範囲でタイポを直し、git commit -u && git push. Netflity の設定が死んでいなければ公開されることでしょう。Netlify にしてあるよね?なんかいろいろ mess なのだよな・・・と Netflity の dashboard を見たところ、ファイル名不正とかで失敗していた。修正。

はい、無事公開されました。よかったね: steps to phantasien

というわけで code-server を動かしていた VM も停止。

はーこれで “steps to phantasien” というブログも終了。この名前はもはや四半世紀くらい使っているはずだな・・・と Web Archive を確認すると・・・。あった中二病が痛すぎてリンクをするのに躊躇するが、この URL を思い出すのに一分くらいかかったので記憶から消え去る前に記録しておく。それにしても 20 世紀からブログ(という名前ではなかったが)書いてるとかすごくね?お前が東村山で書いてるそのウェブサイトは 23 年後に Mountain View で終わるぞ。黒歴史になりそうなとこは消しとけ、と教えてあげたい。


さて活動記録をつけるにあたりやりたいことや読みたい本を整理するとか Notion を再セットアップするとかをやりたい気もするが、そういうメタ活動に時間を使いすぎるのもアンチパターン感があるので、適当に積読から一冊選んで読み始めます。

Information Dashboard Design: The Effective Visual Communication of Data – 仕事で dashboard を作る機会が増えたものの、それらの dashboard が良いとは思えない(良し悪しの判断すらできない)という足元の覚束なさから買ったまま積んでいた本。

Chapter 1: Clarifying The Vision

  • 世の中の dashboard のダメさ。物理的な “dashboard” の skeuomorphism はゴミという話。へー昔はそういう dashboards がいろいろあったのだねー・・・。
  • Vendor が製品を fancy にみせるためにつけた pre-defined な dashboard のダメさ。へー(同上)。
  • 歴史。90 年代に OLAP や BI がもてはやされ始め、ゼロ年代初頭に Enron のスキャンダルがあってビジネスにおける監視の重要性が見直され花開いたという話。それとは別に工場とかの機器が電子化・ネットワーク化されて画面がつき、その監視のためにエンジニアが考えたゴミのような監視 UI がつくようになった。はあ。
  • Dashboard とは何か:

A dashboard is a visual display of the most important information needed to achieve one or more objectives, consolidated and arranged on a single screen so the information can be monitored at a glance.

P.26
  • スクロールが必要なものはもはや “a dashboard” ではない。一目みてわからないから。
  • Dashboard は用途に応じてカスタマイズするのが大前提である。つまりインフラチームとかが作ってくれているお決まりの可視化ツールは、カスタマイズの支援の程度によってはゴミ化する可能性がある。
  • Dashboard は以下のものではない:

– A display that is used for data exploration and analysis
– A portal
– A scorecard
– A report that people use to look up specific facts

p.30
  • なるほど…
    • EDA を混ぜがち、というは自分の感じていたすわりの悪さを説明している。
    • Portal を混ぜがち(なせいでちゃんとした Portal がない) という問題も同じ。
    • Scorecard は一緒なのでは、と思ったが、そっちには決まったやり方というのがあるらしい。
  • Dashboard は “Situation Awareness” を高める。つまり alert が発生する前からなんとなく全体の状況を把握するのを助ける。のでいざ alert が発生しても慌てなくて済む。
  • Situation Awareness を update する -> 注意の必要なものがあるか判断する -> あれば詳しく見て、対処の必要性を判断する -> 対処するならする。
  • Dashboard は “need to leverage people’s visual capabilities” ということで次章につづく。

今日はここまで。読書は椅子に座ってやるよりタンスとかの上に本を置いてストレッチとかしながら読むほうが眠くらななくてよいね。

週例活動 – 図鑑探し

今日は weekly review という名の雑用の日です。Weekly Review のテンプレを Notion に移行しなければ・・・とおもったがそういうことをしてると作業が進まないので何はともあれ家計簿でもやりますわ。はい。

ところで WP.com は xxx.wordpress.com の XXX が選べなくなって、いよいよ実質上有料といった風情。別にいいけど、時代だねえ変えられた。日本のブログサービスは滅茶滅茶いろいろあって、よく続いてるよなあ。ブログ大国といってよいのではないか。一方日本語で「ブログ」で検索して出てきたサービス紹介のブログ記事は Medium は載ってないし(まあそれはいい) WP の紹介は間違ってるしで、ブログというものの現状をよく表している気がする。

Disnesy+, 1-2 本みればだいたい元が取れるが、最近ほんとにスクリーンを見な過ぎてこれですら元が取れていない・・・。

Todoist に「日本語のサイエンスっぽい本を探す」(子向け)というタスク。自然科学ね。図鑑だとモノは列挙されているがいまいち説明がないのでは…というような話をしていたのだった。しかし図鑑いまいち説が事実なのかをまず確かめようではないか。図鑑に迷ったら!図鑑最新情報&おすすめ100選! | 絵本ナビスタイル とか見る限りでは事実な気がする。

「植物」というカテゴリに絞った時点で図鑑になってしまう?もっと生物の読みものとかで探すほうがいいのではないか。それとは別に図鑑もあっていいと思うけど、日本語だと日本の植物の図鑑になってしまうのがなあ。それ生えてねーっつーの(言いがかり)。植物図鑑は英語でよくないですかね・・・。

といったところで 1-2 冊リストに追加のち時間切れ。書店にアクセスできない厳しさ。

移行活動 – From Hugo To WP.com

というわけで Blog を Hugo から WP に移行中。移行といっても仕切り直しなので特にコンテンツの移動とかはなし。かわりにドラフトという名目で公開をさぼり続けている Hugo のブログを公開する作業をします。

今はドラフトの repo を公開用からフォークして書いている。理論上これをマージすればよい。ということでやってくぞ。しかし Ubuntu から Windows に来て以来なにも開発的な設定をしていないので、それも並行してやらねばならず、だるい。

作業予定 (TODO: Notion に移動する)

  • anemone.dodgson.org にドラフトをマージして中身を確認
  • anemone.dodgson.org を公開 (push)
  • ドラフトを書くのに使っていた code-server の VM を停止。(削除はいずれやる。)

WSL に Hugo が入ってない(入ってるわけない。)いれます。

マージは no conflict で成功。最後の終了のアナウンスを書き、眠いのは今日はここまで。明日は push をします。

リンク記録

はじめに

長いことブログというものを表立って書いていなかった。なにもインターネットに存在感がないのは寂しいのでまた書いてみる。

人々に言いたいことは今のところ特にないので、かわりにしばらくは自分が余暇の時間にやっている読んだり書いたりの活動を記録していこうと思う。森田が報告・連絡・相談するので法蓮草の森。連絡と相談はたぶんしないけど、語呂優先です。