Foldable Phone
少し前から Foldable の電話機を使っている。去年同僚が使っているのを見て羨ましくなり、上司にゴネて会社支給の電話機を foldable にしてもらった。
前提として、自分はスマホのヘビーユーザーではない。どちらかというと意図的にスマホ利用を制限しているデバイス中毒警戒派である。という前置きをした上で以下感想。
- 画面がでかい事実は活用している。世の中の foldable user は開いて使う時間は短いというけれど、自分はコンテンツを見るときはだいたい開いている。閉じて使うのは、チャットの返信とか音楽再生とか、短時間に操作するときだけ。
- しかし大画面に対応していないアプリが多い。一方ウェブサイトは大画面だと PC 版相当が表示される場合が多く、便利。たとえば TechMeme とか PC 版の方が圧倒的に情報量が多い。
- 開いて使う時間が長い帰結として、バッテリーの持ちが普通の電話より悪い。足りないことはないが、普通の電話の感覚だと 70% くらい残っていて欲しいタイミングで 60% くらいになっている。閉じて使うのがメインならまた違う印象になりそう。
- 複数ウィンドウを使ったマルチタスクは、しない。なぜならユースケースは閉じた電話と変わっていないからである。というか世の中の tablet/ipad ユーザも大半はコンテンツ消化してるだけですよね。
- コンテンツ消化デバイスという点でみると、画面は初代 pixel fold の横長の方が良かったのになと思う。縦長動画を見るには左右がの余白がムダで、横長動画を見るには上下がムダ。活字コンテンツは全画面使えて良い。
- OS 全体の foldable への適応度は、まあまあ。時々ヘンなうごきをするが、それは自分が開発版 OS を使わされているせいかもしれないので、判断は保留。
値段は、電話機とタブレットを足したくらいなので、自腹で買うなら電話機 + タブレットかな。これは自分がめちゃライトユーザーである事実の反映だと思う。通勤も自転車で、外出時に大画面が欲しいことが少ない。いまは、昼休みの食後のダラダラインターネットをひやかす時間が主な活用場面になっている。
ただ画面がでかいのは、ムダではない。老眼年寄り固有の問題かもしれないけど、デカイ画面は圧倒的正義。トレードオフとしての重さはどうかというと、使用頻度が低い身には影響少なめ。なので foldable, tech enthusiast だけでなく年寄りに売るといいんじゃないかと思いました。