Spinach Forest

AI Sadness #5: Impression

エーアイはすごい。それは間違いない。なんか頼むとコード書いてくれる。それがちゃんと動く。計画をたてて順番に進めることすらできる。すごい。Agentic Coding でエーアイが色々なことを「できる」事実には未来感がある。

一方、それが他の手段と比べて優れているかというと、何と比べるか次第である。

あるときエーアイをコードの migration (インフラ移行) に使ったケーススタディーの論文が投稿された。これを読んだ大規模コードベースの専門家は、こう苦情をいった。曰く: 「彼らは大規模リファクタリング自動化のツールを持っているのにそれを使わず手動の変更をエーアイを比べている。おかしい」

同じパターンは身近にもよくある。AI でなんらかのデモが動いた。そんなことができるなんてエーアイすごい!が、まさか実用とかしないですよね?それ他の自動化ツール使っても同じことできるし安いし早いし止まらないですよね?釘を打つのも野暮なので黙っている。

たぶんどこかで何らかの良心が働くであろうと期待はしている。それでもこの手のデモ作成が推奨され筍のように生えてきたら、一割くらいはうっかり滑り出て実用化され悲劇を招きはしないか。エーアイの「できるすごさ」にともなう感激・感動が価値判断を麻痺させないか。そんな不安がある。