Gemini-CLI in Obsidian Vault
gemini-cli
のコードをみて、思ったよりコード書きには特化していないことに気づく。ためしにチャットクライントとして使ってみると、そんなに悪くない。
自分は以前からチャットの結論をまとめてどこかに保存しておきたいと思っていた。生のチャット履歴は back-and-forth があって若干読みにくいので、結論だけをどこかに書いておいて欲しい。あと履歴がウェブアプリの中に閉じられているのも気に入らない。さがすのめんどい。まとめ保存 MCP とかが必要なのかとぼんやり考えていたが、よくわからん。というか Gemini Web は MCP なんてない。MCP のある Claude Desktop は Linux 版がない。
ふとターミナルを開き Obsidian の vault に移動して gemini
を使ってみる。GEMINI.md
には「『結論をまとめろ』と言ったら WhatAiSays
ディレクトリに markdown でファイルをかけ」と指示しておく。gemini-cli は(当然)ファイルの読み書きができるので MCP は不要。Jan とちがって最初からウェブ検索もついている。
いくつか試してみると、なかなかよい。手元にファイルが残るのが便利。追加で調べて欲しいことがあったら会話を続けて、さいごに「まとめを更新して」といえば良い。
大きな欠点としては(これは Linux だからかもしれないが) ターミナル + Ink での日本語入力がほぼ不可能なことで、そこは仕方なく英語を使う。でも日本の調べものをしたい時はやや不便。「日本語で検索して」と頼み、まとめも「日本語で書いて」と頼む。
Gemini Web を完全に置き換えたいとは思わないが、ある程度の量のある調べものには CLI を使っていきたい。あと MCP もこの用途で便利に使えるもののがないか探してみるとしよう。Claude Code でも同じことはできそうだが、別にコードを書くわけではないので Gemini でも困らないかな。