Cargo E-Bike
Aventon Abound という Cargo E-bike を買ったので、その感想。
経緯: ある日、妻が carbon emission を減らすために子供の小学校通学送迎に自動車を使わず自転車を使いたいと主張した。特に体を鍛えているわけでもない妻が普通の自転車にアタッチメントを付けて 20kg を超える六歳児を運ぶ様子を想像すると安定性などに不安があったので代替を調べたところ、荷物運びに特化した cargo bike というジャンルを知った。そして cargo bike は多くが電化されていたので、いくつかレビューを見た中から選んだ。
感想:
- めちゃくちゃ重い。
自転車にバッテリーがついたというより、原付が 電気になった感じ。バッテリーが重いのではなく、耐重仕様の頑丈な作りで重くなっている。
漕ぐのはアシストされるのでまったく重くないが、段差を転がしてまたぐとかは、それなりに苦痛。自分たちはアパートの patio にこのバイクを置いており、そこには段差があるため、出し入れが重い。結果として乗り込む気楽さで自動車に負けている。戸建てに住んでいてガレージがあればまた違うと思う。 - 小回りは、良くも悪くもない。
重いし、子供を乗せるをなお重いので、走りながら小回りが聞くとは言えない。ただしタイヤの径は小さいので、がんばれば小回り可能ではある。 - 速い。
一番弱いアシストレベルで何も考えずに漕ぐだけで軽く 15 mph を超える。経路の都合なので 20 mph 以上は必要ないので、より速いアシストレベルは必要性を感じない。信号待ちからの漕ぎ出しとかも、強くアシストされ苦労なし。 - 駐輪でのロックが困難。
これはこの Abound という機種固有の問題で、ロックのワイヤを通すループが少ない。仕方なく Kryptonite のめちゃ重い鍵を持ち運んでいる。(積む場所はある。)
- 通勤通学以外では、いうほど便利ではない。
自分の住んでいる Mountain View は比較的 walkable ではあるものの、結局ベイエリアは車社会なので、車のほうが便利。都会なら駐車場を探す苦労や渋滞を回避できる自転車に魅力があるけれど、Bay Area (South Bay) にはないなと思う。40mps で走る車と並走したくもないし、買い物などでこの重いバイクに乗る気は起きない。
ただし通勤通学は例外で、駐車場は混むし渋滞も多少あるので、バイクに優位はあると思う。 - 安全性は経路次第。
トラフィックの多い道を避けられないと、子供を運ぶのにはやや不安がある。安全な道があると良い。
子供が小学校中学年以降になれば自分で自転車に乗るほうが良いと思うので、通学送迎に使えるのはあと 2 年くらいだろうか。プリスクールの頃からバイク送迎をはじめると長く使えそう。出遅れた感。
通学送迎用途では車よりいいかというと・・・どうだろう。好みの問題かな。大人も子供も気分は良い。駐車のストレスがないのも良い。軽く運動できるのも悪くない様子。
総体としてどうかというと、通学や図書館に行くなどママチャリ的な用途には便利だが、groceries などには自動車に軍配があがっている模様。
日本では六歳以上の子供は自転車に乗せられないと知り一瞬ぎょっとしたが、よく考えたら日本の小学生は自力で通学するのだった。えらいね。
自分が今乗っている human-powered な自転車を e-bike に乗り換えたいかというと、現状では No. ラクすぎて運動にならないから。ただオフィス引っ越しなどで通勤距離が大きく伸びたら考えるかもしれない。