Spinach Forest

October, 2023

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チームの雰囲気は MSG

チームの雰囲気や文化の重要性を説く言説やチームビルディング活動などに、どこか座りの悪さを感じていた。雰囲気や文化が大切という意見がある一方で、仕事の内容や取り組んでいる問題の方が重要という気持ちがあった。

ある日、あらゆる料理に次々と MSG をぶちこみながら味見していくビデオを観て、ふとチームの雰囲気は MSG みたいなものかもなと思い至り、腑に落ちた。

https://www.youtube.com/watch?v=Ndkx1bPNCUM

なお一部アメリカ人は MSG powder の話ばかりしているが、MSG 発祥の地たる日本生まれのグルタミンエリートである我々はメタファを pure MSG に限る必要はなく、ウェイパーでもめんつゆでも、なんでも良い。

第五の味覚と呼ばれる umami は料理に欠かせない。一方で MSG で人工的に umami を増幅する人工的な手口に抵抗がある人もいる。製品の成功に与えるチーム文化の影響は誰も無視できないが、ハードコアな傾向のある人はそうした文化は仕事を通じて醸成されるべきで、チームビルディングイベントなどの「人工的な増幅」に白けることもあるだろう。

ある時期からヴィーガン風の料理をするようになり、それに伴い MSG を積極的に使うようになった。動物性の材料を使わず umami を得るのはけっこう難しいなか、MSG を振りかけるとそれっぽくなる。便利。いまや塩や胡椒と同じ感覚で使っており、以前かすかに感じていた抵抗もなくなった。

同じように、チームビルディングのイベントにかつて感じていた抵抗も、今はなくなった。ああいうイベントでチームの結束が「すごく」強くなるとは思わないが、効果はゼロでもない。何度も定期的にやっていると、ついでにいわゆる diversity / inclusion 系の研修を通じて上層部が棘や毒のある物言いを牽制しつづけると、チームの雰囲気は少し良くなって、少し結束も生まれる。MSG を小さじ半分ふりかけた炒飯みたいに。

製品が大当たりして急成長中の製品をもつ開発チームは脂の乘ったステーキみたいなもので、MSG たるチームビルディングイベントとかはさほど必要ないだろう。塩胡椒で十分。他方には淡白で umami の増幅が効果的な、あまりセクシーでないプロジェクトもあるだろう。

MSG も使いすぎると奇妙なマズさに至る。同じようにチームビルディングのやり過ぎによるシラケはあり得る。また増幅される風味すらない、食用とは程遠いプロジェクトもある。

そうした極端なケースはさておくと MSG の応用範囲は結構広い。各種のチームビルディング活動や組織文化醸成行為にも同じような役割があるように思える: 特定の指標をちょっと良くする白い粉。

MSG を認めたくない心理もわかるが、それはある種の贅沢とも思う。自分はチームのレシピを決める身分ではないから、組織に MSG をいつどのくらい入れるべきか意見はない。ただ出された皿には嫌な顔をせず umami の恩恵を認めていきたいと思う。

TIL: Wdym

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Wdym by moving people? | Hacker News

"What Do You Mean?" らしい。そしてこういうのを Initialism というのだね。

伝統的品質への無関心

アーキテクチャ。コードの保守性。こういう伝統的な「ソフトウェア品質」から、いつの間にか関心を失った。関心がないというと大げさでコードやデザインはクリーンなほうがマシに決まっているとは思うが、それらを積極的に、優先して良くする気概がない。

ある程度歴史や規模のあるコードベースだと、アーキテクチャやコード品質は良くも悪くもどこかに落ち着いていて、それを動かすのは大仕事である。日々の仕事では、そうして着陸した「品質」の前提からハズレないよう空気を読んでコードを書く。多くの場合「一貫性」は他の指標より重要だし、規範から外れたことをしようとすると仮にそれが「正しい」としても時間がかかるから。

そうした中規模以上(数十万行から数百万行)のコードベースに対し一貫した形で品質を動かそうと思うと、コード全体をなんとなく把握しないといけない。イニチアシブを仕切る力も必要。

素朴に考えると、コードの成長と歩みを共にしてきた古株はそうした「品質改善」に向いている。ただ実際は古株であるほど眼の前のコードの品質を内面化してしまっており、動かそうと思わないことが多い。かといって品質に対しモダンな価値観、高い標準を持つ部外者がやってきても、新参者はコードの全貌を把握しておらず仕切りをする組織経験値もない。だから一貫性を実現できない。

古株が勉強熱心で段々と品質への価値観を近代化したり、新参者が心を折らずに踏みとどまってある程度の理解とカルマに達すると、中規模コードベースの品質を良くする余地はある。そういうことは、たまにおこるが、頻繁にはおこらない。

中規模を超えた大規模コードベースになると、そもそも全貌を把握した古株がいなかったり、新参者が勢いで全貌を把握することもできなかったりと、希望はより薄れる。「インフラ部門」みたいのができて専業でアーキテクチャ改善を始めたりするが、それらはドメインに依存しないツールやフレームワークの更新に留まりがち。無いよりは良いけど。

一方: 新機能を足す。遅いものを速くする。ソフトウェア開発には伝統的なソフトウェア品質を動かす以外にも楽しみは色々ある。これらは伝統的品質の改善に比べ個人で結果を出しやすい。

それにさ: 伝統的ソフトウェア品質の信奉者はしばしば「ソフトウェア開発の最大の敵は複雑さだ」と言う。自分も 15 年くらい前はそう信じ、保守性の高いクリーンなコードのことばかり考えていた。でもそれ、ほんと?

今の自分に確信はない。敵、他にも色々いるじゃん?マーケットリーダーの競合とか、新規参入してきた disruptor とか、インフレとか、新しい法令とかさ。ああいうの、複雑さより手強くない?

・・・なんてのは冗談としても、ソフトウェア開発チームのコントロールできる範囲にだって、他の敵は色々あるでしょう。たとえば遅さとか、UI のダサさとか、プラットホーム新バージョンの非互換な挙動変更とか。

これらが「複雑さ」より重要と主張する気はないが、複雑さ以外にも倒すべき敵は沢山いるとは思う。自分の関心は段々と自力で倒せそうなそうな別の敵に移っていったのだろう。


自分の隣の同僚は、わりかし伝統的な複雑さと戦っている。仕様が複雑になりつづける UI に対し、その複雑さを飼いならすための再利用可能なインフラを提案し、API を考えたりしている。

その仕事は重要だし、それを楽しんでいる同僚をかっこいいとも思うが、自分でやりたいとは思えない(出来ないという事実はさておいて)。やれといわれたら困ってしまうだろう。まして、より大きなスコープで何らかの品質を動かすような仕事なんて近づきたくもない。

伝統的品質に関わる仕事への興味も能力もない自分に気づいて、悲しいような後ろめたいような気持ちになった。アーキテクトとか、むかし憧れたことなかったっけ?なんとか関心を取り戻し、少しはその手の仕事をやってみた方がいいのだろうか。宿題リストの下の方に入れておく。

一方で、他人と違うところに関心を見いだせた誇らしさも少しある。ソフトウェア開発、複雑さの相手以外にも楽しいことあるよ。そういうのが好きでもいいんだよ。昔の自分にそう伝えたい。

Book: Exit Interview: The Life and Death of My Ambitious CareerBook:

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https://www.amazon.com/Exit-Interview-Death-Ambitious-Career/dp/0374600902/

2006 年に Amazon に管理職として入社し 13 年務めたが一度も出世できなかった女性の手記。「女性」というのは余計に見えるかもしれないが、出世できなかったのはガラスの天井のせいだと主張しているので、重要。

奇妙な本だった。面白いかというと、面白くない。NYT のレビューを読むと Amazon におけるジェンダー差別を告発する本を期待するし、そういう面はあるのだが、基本的には著者の半生記・・・とまではいかないけど、memoir なのだよね。でも特になにかを成し遂げた有名人というわけでもない管理職の memoir とか別に面白くないわけです。

読者(自分)は Amazon に興味があるわけで、著者には興味がない。けれど内容は自伝。Amazon 勤務を描いた自伝なので Amazon エピソードは満載なのだが、それがメインではない。メインは著者。そっち興味ないんだけどな・・・。

Amazon エピソードだと、たとえば新製品発表時の Bezos のメッセージを代筆し、そのレビュー会議に出る話だとか、管理職として骨のあるところを見せるために部下を PIP するエピソードとか、まあまあ面白い。

ジェンダー差別告発パートはどうかというと、残念。出てくる男たちは次から次へとクソ Jerk ばかりで著者が気の毒になるのは確かだけど、Jerk で差別的な男というのは別に Amazon に限った話ではない。Amazon 固有の、もっといえばテック産業固有の問題をうまく描いてほしかったが、自伝という性質もあり視野がミクロで、構造的問題をまったく捉えられていない。

著者は non-tech 出身で、Amazon でも製品データの入力や商品紹介テキストの管理など tech 隣接部門からキャリアをスタートしている。しかも管理職。他の Amazon/Tech 告発本にはない視座を持っていたはずなのに、それが生かされることはなかった。Tech 企業における non-tech 人員の割の食い方とか、テックにおけるジェンダーバイアスの象徴としていくらでも書くことあったと思うんだけど。

結局は、著者は Amazon が、あるいは Amazon で働きあげた自分が好きなのだろう。文章からそれが伝わってくる。だから Amazon を糾弾しきれない。そもそも Amazon は話の主役ではない。だから Susan Fowler のような切れ味も洞察もない。Susan Fowler と比べるのはフェアじゃないっちゃそうなんだけど、本当に Amazon に一矢を報いたいならポエムっぽい自伝の片手間じゃダメだよね。

なおその自伝パートはどうかというと、基本的には面白くない。ただ野心的で貪欲でワーカホリックなアメリカ人会社員の心情が下手に美化されるることなく赤裸々に語られており、そこはある意味好感が持てる。ストレスのあまりアル中になりかけたり、ストレス対策のヨガが物足りなくなってランニングに切り替えたら足を痛めたり、高いカバンを買わずにいられなかったり、生々しい。(なおアル中は無事回避できたらしく、それをネタに書いたデビュー作の本が割と売れている。こっちの方が面白いかもしれない。読まないけど。)あといわゆる「理解のある夫」氏がでてきて、その扱いの軽さに男性の書くキャリア読み物に見られる配偶者の扱いの軽さを重ね合わせてしまうわたくし。

まあそんな本です。生々しいエピソードとツッコミどころは多いので、そういうのが好きな人はどうぞ。そういえば Audible は本人が読んでて、生々しさと痛々しさが良いです。

追記

Amazon レビューをみるとすこぶる評判が良い。似た境遇の人には響くらしい。おっさん向けの本ではなかったということですね。

TIL: Humidifier Lung

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加湿器、かなり丁寧に掃除しないと雑菌を撒き散らすというのを何かで見かけてから使うのを躊躇していたが、子が風邪を引いたので咳をラクにしてやりたいなと雑菌等の心配がない加湿器を探す。この雑菌を撒き散らす結果おこる症状を Humidifier Lung というらしい。そして撒き散らされるのは雑菌だけでなく、水に含まれる鉱物も問題だとされている。


Mayo Clinic の記事を読んだ感じ、超音波式の加湿器は汚染の問題が多そうに見える。一方で Wirecutter の加湿器案内は(掃除をしろと前おいた上で)超音波式を推している。うちにある加湿器は数年前までの Wirecutter 推薦機だが、これは超音波式ではなく蒸発式というらしく、相対的に汚染の心配は少ないらしい。ただファンにホコリがたまり、かつファンの掃除がやりにくい問題がある。あと蒸発に使う wick も気がつくと茶色くなっていて不衛生に見える。

日本語の記事を見ると加熱式が人気だけれど、加熱式は加湿しすぎる心配があり、自分も以前加湿しすぎてカビをはやした経験から抵抗がある。しかも Mayo Clinic の記事は "Cool-mist humidifiers may ease a child's stuffy nose during a cold. But heated humidified air doesn't seem to have the same result." と言っている。

自分は喘息もちで、子も今のところ喘息はないが気管支の弱さは引き継いでいる。それを考えると加湿器はリスク高すぎで割に合わない気がしてきた。加湿器は諦め、洗濯物でも吊るすかなあ。

プログラマたちの業務外テック活動

同僚をみていると、仕事の外でプログラミングをしている人は少ないなと思う。ランチの時も、仕事以外のテクニカルな話をすることはほとんどない。今に限った話ではなく、もう 10 年くらいそんなかんじである。趣味プログラミングをしている人もいるにはいる。でも少ない。

ではどんな趣味があるかというと、観測した範囲では...

  • 趣味とかいう以前に家庭が忙しい。子供が複数いて共働きというパターンはとても多いが(ヒラの収入だと共働きでもしないと家が買えないので)、そりゃ忙しいだろうなと思う。そして高学歴・高収入なおうちほど習い事を詰め込みがちであり、子の習い事やスポーツには送迎やボランティアが伴うのである。
  • そうした家庭持ちが家を買うとそれはそれで様々な趣味がアンロックされてしまい、忙しくなる。庭をいじったり、ガレージで木工をしたり、家自体を改造したり。こういうのは時間がかかるっぽい。
  • 家を買えない若者もクルマとかは買いがちであり、それらでドライブとかはわりとある模様。
  • アウトドア趣味の人も多い。ハイキングやバイクが多い。あと冬はスキー。夏はキャンプ。天気がよく、そこそこ自然が近く、がんばって足を伸ばせば National Park もいっぱいある。あるときランチをしたら、行った場所にマークをつけられる National Park 踏破地図を持っていないのが自分だけだったことがあり、びっくりした。
  • アウトドア派でない人は何をしているかというと、旅行をしたり写真をとったり楽器を弾いたりしている。

つまり、世の中に趣味はいっぱいある。

ただ企業開催の勉強会・ネットワークイベントみたいのにいくとそれはそれで人が沢山きている(COVID 以降はわからないが、昔はきていた)ので、課外活動にテックをしている人は、どこかにはいるのだと思う。勤務先社内でも、チームメイトとそういう話をする機会はないにせよ、チャットやメーリングリストのようなオンライン社内コミュニティは一定程度活発なので、いることはいるのだろう。密度が低いだけで。

あと自分は製品開発部門にいるからテック密度が低い面はあるかもしれない。インフラ部門などテック密度が高い部門では、また様相が違うこともあろう。

さて、そうしたテック密度低めな製品開発部門の同僚諸氏は、どうやってテクノロジの進化にキャッチアップしているのだろうか・・・という疑問はさておき、入社に際しては知識や技術が必要ということになっているので、それらのスキルはどのように獲得されたのだろうか。

  • 若者は、ふつうに大学でばりばり勉強してるのだと思う。アメリカの大学とか、自分は卒業できる気がしない。「アメリカの大学」は主語でかすぎだけど、それなりに有名なところね。
  • 仕事のスタックがそれなりに現代的であれば、ある程度のリテラシーは仕事を通じて身につくだろう。
  • 「転職するぞ」と決めて、期間限定で勉強する人もいるだろう。移民勢は、母国でしばらく働いて学費を稼いだあと US の大学院に入学、卒業して職探しをしたという人がけっこう多い。ガッツがある。あとここ 10 年くらいで大企業の面接対策はノウハウ化が進んだので、そういう特化型対策でショートカットする人も一定数いることが知られている。

別の言い方をすると、大企業にいる人たちというのは学生のうちにきちんと勉強したり仕事できちんと経験を積んで入社してくるのが最近は一般的であるように見える。趣味のプログラミング好きが高じて・・・というパターンは、自分の周りに限ると多数派には見えない。

では入社したあとはどのようにテクノロジーへのキャッチアップを続けるのだろうか・・・というと、多くの人はそんなに続けていないのではなかろうか。というのも、仕事で開発しているシステムやアプリが突然なくなったりしない限り、テクノロジのスタックがガラリと入れ替わることはそんなに多くないからである。じりじりと部分的に入れ替わることはあるが、そういうのは仕事の範囲でキャッチアップできる。

そして大企業におけるキャリアアップというのはふつう出世であり、出世に必要なのは目の前の仕事で成果を出すことであって、新しいテクノロジにキャッチアップすることではない。なので、新しいテクノロジについていく動機は薄い。異動するにせよ、経験を活かせる隣接領域を狙うのが一般的。

という視点でみると、趣味としてテクノロジを追求している人はかならずしも多くないが、出世を目指しガツガツ仕事をしている人はそこそこ多い。夜遅くまで働く人々。そうやってガツガツ働けば成果は増えて、出世の足しになる。別の言い方をすると仕事が趣味の人はそこそこいる。プログラミングが趣味な人の中にも、仕事で多めにプログラミングしている人はぼちぼちいるのだろう。

なにより会社という空間では仕事で成果を出すと良いことが多い。仕事で成果をだし出世すれば裁量が増す。新しいテクノロジを使う新しいプロジェクトに参加する機会も増える。結果として趣味の時間を溶かさなくても仕事を通じて新しいテクノロジにキャッチアップできる、ことが割とある。(仕事の成果のために趣味の時間を溶かしているかもしれないが・・・)

あるとき Android プログラマなはずの隣の同僚が、「TypeScript わかる?なんか次のプロジェクトで使わないといかんのだけど Java みたいなもんだよね?」と言い出し、思わず「ちげーよ!てかなにそれ代わってくれよ Java 飽きたよ!」と叫びそうになった。彼は別に超過労働はしてないが、優秀なチームのエース。面白い仕事は頼りになる人に寄ってくる。(なおその仕事は TypeScript 以前に謎の社内 DSL を使える必要があり、自分はそれを一ミリも知らないのでお呼びではないのだった。)

つまり、雇われている会社が成長していて新しい仕事の機会がたくさんあるなら、仕事をがんばり出世してそれらの新しい仕事を手に入れる方が、業務外活動でちまちまキャッチアップするより割が良いかもしれない。稼ぎも増えるし。

でももし勤務先の景気がわるくなるなどの理由で仕事を通じた進展が期待できなくなったらどうしよう。というと、このときはじめて業務外のキャッチアップに時間を割く・・・人もいるかもしれないが、実際のところはよくわからない。レガシー人材として眼の前のレガシー仕事を続ける人も多いのではないかと思う。プログラミングの仕事はこの四半世紀くらいずっと拡大を続けているので、ひどくついていない場合を除けばなにかしら仕事はある。多少のキャッチアップが必要とはいえ、大きな飛躍は必須でない。


課外活動でプログラミングなどテック活動を続けている、自分の周りでは見かけないハッスルな人々は誰なのだろうか。

  • 現職の景気が悪い、もっと稼ぎたいなどの理由でバーンと河岸を変えたい人々。転職や起業の準備としてテックしている。
  • 若くて時間と体力と野心が余っている人々。テックじゃない趣味もやって、テックもやっている。
  • 新しいテックが好きな人々。毎年新しい iPhone を買うようなイメージで毎年新しいプログラミング言語やプラットフォームを触っている。趣味プログラマ。
  • 書くに値する、表立って話しやすいテック仕事に就いている人々。テック・インフルエンサー。

こういう人々は、世の中には沢山いるように見える。しかし自分の周りにはいない。なぜだろうか。

  • 自分の周りは、世の中よりテック密度が低い。「世の中」は主語が大きすぎるが、自分が 20 代に東京で働いていた時よりは低い。
  • 「自分の周り」には年齢フィルタがあり、実はチームメイトの若者は割とテックしてる。そういう部分はゼロではない。九時に来て五時に帰ってしまうおっさんは面白い会話には混ぜてもらえないのだよ。
  • テックという「趣味に関する話」はオフラインの職場でなくオンラインの趣味コミュニティでやっている。
  • ハッスルな人々はインターネットの力で目立ちやすいので、実際より多く見えている。


といった身近な観測をふまえ我々プログラマはどう「すべき」なのか・・・なんてのは人それぞれなのだから、自分で考えればいい。

それよりも、自分は身近な観測を書いてみたかった。この手の議論は「べき」の話ばかり目について世の中の現実がどのように見えるのかの談話が少ない。それが気に入らない。みなさまから見えるプログラマたちの業務外テック活動はどんなものかもどこかに書いて教えてね。

Spinach, September

2023-09-02

  • 郵送ラベル作成業

2023-09-04

  • Raya and the Last Dragon | Disney Movies
    Politically correct にしようという努力が鼻につく割にストーリーが弱いな・・・といまいち楽しめなかったが、妻は満足していた。自分は PC efforts があまり好きじゃないのだろうな。それが正しい態度でないのはわかっているけれど。
  • Disney はそろそろカルマも溜まったと思うので、そろそろ白人至上主義結婚バンザイのコテコテプリンセスを一本くらい作ってみても良いんじゃないの?

2023-09-05

  • Americans Are Losing Faith in the Value of College. Whose Fault Is That? - The New York Times
    大学進学率さがってんの?しかしあの学費じゃやむなしであることよな・・・。$50k/y とか払えんわ。
  • 興味深い startup 求人があったのでゴシップを調べたところ「リーダーシップが週 50 時間労働を公に求めている」というコメント。家族持ちにそれはバーが高いぜ・・・。
  • なんかもう、ハードワークするとか出来ないんだな、自分。長時間労働がデフォだった頃が懐かしいわ・・・心身への影響はよくないが・・・。
  • 世の中には今でも 50+h/week 働いてる妻子あり会社員がいるはずなのだが、どうして家庭崩壊しないのだろうね? かなりミステリー。

2023-09-06

  • 仕事。
  • またウェブスケールのクエリを書いているが、今回はデータサイズが 10x である。クエリ進捗ゼロ。Big Data 憎し。人々どうしてるのだろうね・・・。正解は daily batch で事前に materialize しておくことなんだろうけど、こんなちっこい機能のために pipeline の保守とかしたくないんですよ・・・。
  • とはいえこういうクエリをプロセスの一部として求められることが事前にわかっているなら(今回わかったわけだけれど)、そういう作業も計画に計上しろということなおんだろうね。PM ちゃんごめんね。ビギナー授業料と思って許して。
  • しかも高速化のためにフィルタがなんか間違っているらしく結果が全然増えていないような・・・胃が痛い・・・。気休めに Java でも書こう。
  • ぐえークエリが死んだ・・・。設定を直して動かすと今度は ACL の設定がダメという。もうやだ・・・。
  • ぐえー別のところでもエラー出たからなんとかしろとつつかれる。しらねー。しかしエラーメッセージに guardrail metrics という実験の教科書に出てきた用語が現れ、ややときめく。
  • 求人情報を冷やかす回。
  • Spatial Web Engineer - Apple Vision Pro - Careers at Apple
    肩書がかっこいい。
  • Software Engineer, Safari Search - Careers at Apple
    そろそろ Google 切りが来るかな。こんなおおっぴらに求人しちゃうの?

2023-09-07

  • 子の学校のボランティアに参加するにあたり州に必須化されている online training をやったが、会社ので受けるやつより一段と長い+難しくて疲弊。虐待されてる子がいたら報告する義務があるよという内容なのでコンテンツも心を削られて大変でした。
  • Lead meeting で使うからこのスライドの該当箇所に進捗埋めといてね、とチーム向けにシェアされた deck を開いてみると自分のプロジェクトは埋める場所がなかった。一昔前なら手放しで喜ぶところだけど、post-layoff era には不安を感じてしまうね。今誰切るって聞かれたらどう見ても自分だわ。
  • 仕事。
  • 昨日のクエリは・・・死んだ模様 :-(
  • FAQ に "batch mode" を使えというで設定してみる。読んでてよかった F1 paper. Modern G data stack paper は一通り読んでいいかもな podcast で...
  • F1 batch mode はクエリを Flume に変換するわけだが、ふと思うに MR/Flume/Spark ってステージ間がストリームになってなくて一旦ファイルに書かないとダメだから pipeline されなくて遅いよね。しかも中間データのサイズがデカいと巨大なログを scan するとか厳しくない?filter が最初のステージに収まってるといいんだけど不安・・・。もっともデータベースも join とか group by で hash table に書く場合は stream できないので同じか・・・。
  • 中間データのサイズ、きちんと projection が scan に push-down されればいけど、されないと大変。自分の書くような簡単なクエリなら query optimizer とかなくてもいいでしょ別にと思っていたが、いつでも割と必要だなと考えを改める。しかし one-off書捨てクエリにそんな頭使いたくないでござる。
  • 社内 QA サイトで質問したところ「batch mode とかいう問題以前にお前のクエリは対象期日の範囲が広すぎる。日次でクエリを投げてちょっとずつ溜め込みなさい」と教わる。こういうかんじか
  • 乗り切れそうな雰囲気。よかった・・・そして batch mode いらなかった・・・。
  • date-based partition はかったるいが、まあアプリの Release flavor の obfuscation がクソ遅いのと同程度のイヤさなので、たぶんそういうものなのだろうな (uniform annoyance hypothesis)
  • 妻子通学 dropoff/pickup 用にと注文した cargo bike Aventon Abound が届く。デカくて重くて、自転車よりバイクに近い。置き場所が悩ましい。

2023-09-08

2023-09-09

  • Glassdoor で近所にあるスタートアップの労働環境レビューを冷やかしていたら、「女性にはいまいちな職場である」というコメントに創業者を名乗る人物が長々とコメントしていて趣深かった。(Link, 要 sign-in, 無職のフリをするのがおすすめ)ダイバーシティはさておき、他のレビューをみるとガチでオープンにデスマっぽいな。仕事はわりかし面白そうなんだけど。

2023-09-11

  • Why Nvidia’s AI Supremacy is Only Temporary « Pete Warden's blog
    この人 Tensorflow かなんかやってたと思ったら、今はスタートアップ始めたのだね
  • Opinion | How Tokyo Achieves Affordable Housing - The New York Times
    "Two full-time workers earning Tokyo’s minimum wage can comfortably afford the average rent for a two-bedroom apartment in six of the city’s 23 wards." ほんとに?? そしてコメント欄は日本に夢見すぎである。
  • As Smartphone Industry Sputters, the iPhone Expands Its Dominance - The New York Times Android プログラマをやる事実にやる気でないのは、これだよなあ。
  • Adrian Colyer | LinkedIn
    The Morning Paper の人はなにやってんのかなとおもったら、引退していた。そして AspectJ -> Spring -> Pivotal という経歴だったのだね。スーパー Java スターじゃん。
  • 仕事。
  • 自分の機能の launch が遅れに遅れ、それは一重に自分が実験とロギングの重要性と大変さをナメていたからとしかいいようがない。ぶっちゃけ時間の半分くらいはそれ関係じゃん。この新たな現実に適応しなければと反省。
  • 勤続 13 年目にして Launch Review なるものに初出席。これは・・・high level patience を要求されますな。大規模部門、なぜか温厚な人が多いなと思っていたが、ちょっとした BS くらいでキレるような人は生き残れないのかもしれない。わたくしも忍耐を学びたいものです。はい。
  • さて気分を切り替えて仕事終了。

2023-09-12

  • Explore How Income Influences Attendance at 139 Top Colleges - The New York Times
    Cal は金持ちの子ほど入りにくい。偉いじゃんか。ピュアに点数だけで戦うよりフェアである。
  • ビール飲みながらテレビばかり見ている昭和の父親ステレオタイプ、テレビ中毒、鬱などの症状だった人も結構いるのではとふと思い立つ。だから privilege が許されるという話じゃないんだけど。

2023-09-13

  • iPhone 発表会。代わり映えしないな・・・。いや CPU/GPU とかが速くなってて素晴らしいと思うけど、騒ぎのデカさに差分がついていってないよね。勤務先製品のことを完全に棚に上げてますが。
  • GPU-Accelerated Google Cloud Platform | NVIDIA
  • DGX A100 : Universal System for AI Infrastructure | NVIDIA
    こういうの、ふつうの GCP の API で使えるようになるのかね?Bare metal なのかな?
  • Death by a thousand microservices
    このはなし無限にしてるね人々・・・ dynamic typing vs static typing みたいなものなのだろうか。
  • 仕事。
  • Launch Review 反省会。PM ちゃん曰く「質問にはねー、パリっと瞬間的に応えられないと弱点だと思って深掘りされるからダメなのよ」って billg review かよ。全部答えられる内容だったが、ミーティングで turn をとるスキルが低すぎて壊滅。はー launch しなくていい仕事がしたいなー・・・とも言ってられないので、経験を積むほかなし。But it'll take time :-(

2023-09-13

  • 仕事。
  • PM ちゃん、まったく自分のプロジェクトと関係ない SQL の質問をしてくるようになったな。まあ関係が深まったシグナルということで、良いことである。手伝いますよ。SQL の詳しさ大差ない可能性あるけど。
  • SQL を書くのは楽しいし、PM の知りたいクエリというのは何かしら現実の問題に即しているので興味深くてよい。PM に SQL を書いてあげる係という 20% project があったらやっても良いね。「SQL を教える」とかの方が「スケールする」とかなんとかいって正しいアプローチなのだろうけれど、別に教えたいわけじゃないんだよね。詳しいわけでもないし。
  • Stakeholder 多数の難しいレビュー...の根回しミーティングから帰還した同僚氏曰く「こういうののコツはね、don't take it personally だよ」。人間が!できてる!偉い!惚れる!嫌味じゃなくて!この人は自分の職業人生において出会った中でも屈指の nice person であることよ。

2023-09-14

  • The million-dollar reporter How attackers hijacked the phone of Meduza co-founder Galina Timchenko, making her the first Russian journalist to be infected with Pegasus spyware — Meduza 真のプライバシーなど存在しないとよくわかる記事である。
  • 仕事。
  • 今日も PM ちゃんより SQL が来るものなり。別に自分はいいんだけど、利便性という意味でいいかげん ACL を取ったほうが良いのでは・・・。
  • 一方自分はバグのトリアージ進捗を可視化するダッシュボードの作成に向け SQL を書く。PIVOT を使うときが来た!と思ったら来ていなかった。そして最近は array を unnest してクエリするなど proto の入ったテーブルの扱いに長けてきており、生産性は高いがいよいよ勤務先専用スキル感が否めない。世間の OLAP はどのくらい ARRAY とか STRUCT とか突っ込んでるのだろうね。ないと困るよね?
  • バグトラッカーとか履歴含め SQL かけないと困ると思うんだけど GitHub とか使ってる人はどうするんだろうね。適当にバッチで API を叩いて BQ なり Parquet なりにコピーしているのだろうか。あるいは GraphQL で足りてるのかな?
  • Final Fantasy VII Rebirth comes out in February - The Verge
    FF7 Rebirth の traile から周辺 gameplay などの動画をダラダラ見ていたら夜が更けて時間を溶かしてしまった・・・。Final Fantasy 7 は(更に 16 も) このご時世に diversity とかを気にする様子が 1 ミリもなく完全に stereotype (aka 様式美) を徹底しており、なんかすごいというか頼もしいというか不思議な気持ちになるが、一方で white supremacy 的というわけでもないのだよな。邦画的なのだろうか。髪染めて茶髪にしてる Asian みたいな (FF16 はそこまでではないけれど)?
  • 別に SQEX に racial diversity を期待しているという話ではなく、アメリカのアレというか、特に Disney みたいなのとの温度差は何なのだろうなあという疑問。

2023-09-15

2023-09-18

  • 妻いわく National Cheese Burger Day だというのでひき肉とトマトとレタスとバンズを買いチーズバーガーを焼くものなり。ハンバーガー焼くのはめちゃ簡単な割に旨いというのが YT cooking video を眺め続けて得た知見。ただし火災報知器だけは注意。

2023-09-19

  • JDK 21 Release Notes | Hacker News
    HN の Java の話題の盛り上がりを見るに高齢化の印象を禁じえない。自分がその高齢 cohort なわけだが。
  • Advice on my job : bayarea
    切ない
  • 仕事
  • 勤務先のドキュメントのサイロ化が進んで久しいが、実データを分析してるとたしかにこれは広範囲にシェアするのは抵抗あるな・・・というものが結構あるね。たとえばなにがしかの微妙な事実が明らかになったとして、ほんとにそれあってんの?みたいな疑問を持ちつつ詳しそうな人にシェアしてツッコミを待ったりするわけだ (Twyman’s law)。コンテクストない人にそういうデータ見られて騒がれたりすると嫌だよね。まあ「騒がれたりする」という心配がある時点で人々を信頼しておらず、その信頼の欠如が問題とも言える。トロルの住む社に心理的安全ナシ。

2023-09-20

  • 山火事の煙到来。運動できず frustrated。
  • 日本から送ってもらった思い出の品が入った小包を盗難されてしまい落胆の妻。安アパート、治安が悪い・・・というか、治安は相対的には悪くないが、荷物を保護する仕組みがゼロ。)
  • AMD+Linux laptop として ThinkPad どうなのだろうなあ。自分は赤いぽっち信仰がないのでいまいち盛り上がらないのだよね。
  • 仕事
  • 他の部門からお願いを断る業務。やな仕事だぜ・・・と思ったが、ろくでもないお願いも多いのであながち無駄とも言えない(お願い自体が無駄であるとは言える。)

2023-09-21

  • 煙のダメージか、喉が痛い。
  • 妻誕生日休暇。$30/lb の rib eye を買ってみると、さすがに美味い。

2023-09-22

  • Interoperability: Swift’s Super Power
    おっさんが好きなやつだ。
  • 山火事煙、当分収まらなそうなので室内運動用に Quest 2 を充電するものなり。二年ぶり・・・。Quest 3 どうなのかなと調べたら、まだ出てないのだね。
  • Supernatural 以外になんかないのかな。と眺める。どれも似たようなものっぽいな・・・。

2023-09-25

  • 喉の痛みが悪化して風邪に至った模様・・・。久しぶりに鼻うがいをするものなり。

2023-09-26

  • 風邪で一回休み。
  • そんな日に会社は生誕25周年セレモニー?らしい。そうかい。よかったね。
  • ものを考える力がすっかり失われてしまった。考えてもいいことないんだもんな。
  • FTC Sues Amazon, Accusing Company of Illegal Online Retail Monopoly - The New York Times FTC 攻めてんな。
  • もし仕事に一切寄与しないとしたらそれでもやる趣味はなにか、というかプログラミングする?と聞かれると・・・どうかね。やらないかもね。というかやってないね趣味でプログラミング。趣味、なんだろうね。クッキングとかかもしれないな。完全に仕事関係ないのにどれだけクッキング動画を観ているのかという(vs プログラミング動画は一秒も観ていない)・・・。

2023-09-27

  • 体調がぱっとしないので散歩をしたらやや快調に。体動かすの重要。
  • How Much Coffee Is Too Much Coffee? - The New York Times
    コメ欄が中毒者で溢れており微笑ましい。
  • What type of hobby coding projects are best? - YouTube
  • 内容はどうでもいいけど、あるきながらモノローグを撮るというスタイルはいいな。Podcast の録音形態としてもアリなのではないか・・・とおもったら、音声は別で取っているらしい。なーんだ・・・。夕方の街って妙に soothing だよね。
  • Inflation Bites U.S. Engineering Salaries - IEEE SpectrumInflation Bites U.S. Engineering Salaries - IEEE Spectrum
    面白いチャート。ゼロ年代はフラットで、dot-com はこの 10 年より激しい。
  • 仕事。
  • 人事考課フィードバック、シニア仕草が足りてないよと上司様。はー。シニア仕草、思った以上に苦手だったね。新しいチームで名ばかりシニアやってると特にそうである。自分は地頭とか人格とかないんですよ。経験と知識が全てなんですよ・・・。
  • 上司様の言う事はどれもおっしゃるとおりなのだが、どれもやりたくないことばかりで、1:1 が憂鬱。
  • 仕事には向き不向きがあって、すごい向いてないのを引いてしまったのだろうなあ。今までそういうのなかったから油断していたね。

2023-09-28

  • 風邪とはいえ少し体を動かしたほうがいいなと思い、散歩。駅前の grocery が潰れそうだから買ってあげてという報を読んだので散歩がてら買い物。引っ越してきてすぐ、アパートが見つかるまでの仮住まいのあいだ世話になった店。しかし高いな。

2023-09-29

  • 喘息の薬を使ってようやく日常生活が送れる感じ。そうでした喉をやられると喘息がでるんでした・・・。
  • 仕事。
  • 職場のチャットでシニカルなジョークというのはシニカルさの程度を問わずほぼ不可能だなと、やってる人をみて思う。自分も無意識にやってる可能性あるが、まあムリ。必要もなし。ついでにいうと自分が友達とやってるチャットではシニカルなジョークはそもそも出番を感じないが、職場ではなぜ出番がりうる気がするのだろうか・・・。と考えるに、たぶん職場のチャットはあまりに形式的、表面的なのだろうな。だから "whole self" としてシニカルなジョークが顔を出したがる。身内のチャットは取り繕い成分がゼロなので、無理して人間らしさを出そうという気がおこらない。ある種のシニカルさは悪意ではなく、人間性の表出なのである。皮肉。
  • ここ数日 VM Workstation へのレイテンシがひどすぎる(1 秒以上)なので、重い腰を上げて新しい VM を近くの region に申請。今は色々な手違いと制限のため EU にあり、それが諸悪の根源。
  • 今の部門は、unit test がある程度きちんと書かれており、それは素晴らしいことだよな。単体テスト至上主義者みたいのに嫌気が指してつい腐してしまうが、自動テストが解決してくれる問題というのは、あります。はい。
  • VM の準備ができたのでセットアップ。us-west はやーい!
  • フラグのクリーンアップという単純であるべき作業にめっちゃもたついている。フラグとか設定の間違いで outage とか、そりゃ起こるだろうなー。巨大チームの presubmit check サマサマである。