EV

Bill Gates の本を読んだ副作用で EV について考え直す。

自分はアパート住まいなので自宅での充電ができず、それが deal breaker なので次もガス車を買うだろうと思っていた。あと田舎への遠出に伴う充電の難しさも障壁だった。どのくらいがんばればこうした問題を克服できるのか。

田舎への遠出については割と簡単に対処ができる。今使っているガス車を売らずに残しておけば良い(壊れない限りは)。あと、田舎にもそこそこあるね charging station. 計画的に給電すればなんとかなりそうにも見える。

普段の給電。アパート勢の基本戦略は職場での充電らしいが、自分の家は妻による子の送迎や買い物が主な車の用途で職場充電はできない。そして残念ながら買い物・送迎ルートには fast charger が存在しない。確実に fast charge できそうな最寄りの station は片道 5-10 分くらいの場所にある。わざわざそこに出向く必要がある。充電の頻度は、バッテリーの容量にもよるが週に一回くらいだろうか。週末の外出 (2-3h 程度のドライブを伴う)でも乗るなら週に二回。

つまり週に 1-2 回、充電のためだけの外出 (1 時間弱) が必要になる。これが EV を買った場合の時間的コスト。たとえば自分が早朝に外出し充電しながら読書する 、というような形で支払うことになるだろう。かったるいが、可能といえば可能。

車種。週末はガス車を使い近所でのみ EV という選択肢を考えたが、小型の車はバッテリー容量が小さいので不便()。子が乗る後部座席も狭い。それなりに capacity のある SUV の方が現実的に見える。小型車を現実的に使えるのは持ち家勢のみ。車本体の値段は、ガス車の 5 割増くらいだろうか。高いのみならず、まだ選択肢が少ない。在庫もない。なおこれまで乗っていた日本車メーカーは残念ながらだいぶ EV に出遅れており、他を探さないといけない。


というわけで、出費と時間を投じれば EV への乗り換えはいちおう可能な雰囲気。ただレイオフの飛び交う不景気の最中に大きな出費は控えたいので、当面は指をくわえて EV リテラシーを高めておくのがせいぜい。ロシアの戦争が終わり、中国の疫病鎖国が終わり、市場からそれらの傷が癒え、そのとき勤務先がまだ息をしていたら、我が家に EV がやってくることもある、かもしれない。温暖化阻止に協力できる日は遠いが、そういうもんです。それまで今の車が故障しないことを祈るばかり。