誤読活動 - A layered grammar of graphics
というわけで ggplot2 論文。これは…素晴らしいね。本家 GOG で曖昧だった部分をすべて明らかにしたのみならず(たとえば transformation のよくわからなかった部分は丁寧に解説されている)、整理しなおし拡張している。そして可視化の best practice のようなものにも言及している (ex. "In practice, many plots have (at least) three layers: the data, context for the data, and a statistical summary of the data.")。コードもある。
一方、当然なら本家 GOG を参照しているのであれを読んでいないと割と意味不明ではある。そういう意味で GOG は Hadley のこの論文を読むための税金だったのだと思えば許せる。
そして読んでいて気付いたが、ggplot2 にあるのに Altair にない機能が普通にあるね。Contour とかないじゃん。これ超欲しいんですけど。
これに限らず、Hadley の可視化に関する知見を学ぶためにこの人の書いた本を読むのは意味がある気がする。
- Welcome | ggplot2 2nd edition までは Spinger で売っているが 3rd edition は今のところ HTML しかないらしい。どうなんだそれは・・・。
- Welcome | R for Data Science こっちは EBook 売ってるね。
心の積読にしておこう。
さて、これで星空日記から始まった可視化入門の旅は終わった。次にやることを考えないとな。まあ dashboard の本は読むとして、あれだけだと若干退屈なのでもうちょっと他にないか考えようではないか。イメージとしては dashboard の本は私用 laptop にアクセスできない会社の昼休みとかで読み、家ではもうちょっと手を動かす感じにできないかなあ。まあ無理に手を動かさなくてもいいんだけど、画面でないとできない活動、同じ読むでもコード読みとか、そういうかんじの何かをやりたい。Notion にでも書き出して考えるべし。