Spinach Forest

Revisiting Caffeine

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カフェインをやめて半年以上たつ。Why We Sleep を読んでやめて、WFH のストレスで再開し、しかしまた caffeine crash がおきたのでやめ、今日に至る。厳し目のドライブ(山道、長距離)がある日は一杯だけ飲むことにしている。

しばらく厳し目のドライブがなかったあと、こないだ Yosemite に行った折に行き帰りに一杯づつ飲んだところその威力を痛感。もうちょっと仕事の足しになるよう使えないかなーと考え始める。

うかつに再開しても crash するだけだしなすこし調査でもするかとまず Caffeine という薄い audiobook を聞く。これは単なるうんちく本で意思決定の役には立たなかったが、著者がカフェイン断ちをしてみる下りが長々書かれていて微笑ましかった。もうちょっとなんか本ないのかな・・・と探すも、よさそうな本が見当たらない。辞めたい人向けの話はあるのだが、こっちはもうやめてんだよ。

そんななかふと Confessions of a Caffeine Addict というカフェイン中毒者互助団体談話集みたいな本が目に入ったので気まぐれに読んでみた。が・・・やべえー!カフェイン中毒やばい!アル中とか他人事すぎてあまり共感がないが、カフェイン中毒は他人事じゃないエピソードもある。コーヒーがぶがぶ飲みながら働いてたら病院運ばれた、とかプログラマそういう人いそう。そして副作用。腹痛、下痢、胃潰瘍、頻尿、不眠、不安、短気、手の震え、などなど一時期の自分として身に覚えあるわ!おまえだったのかカフェイン!たぶん濡れ衣も混じっているけどいま全部ないもんな。

そのほか Soda (Coke) 依存や Caffeine Pill, energy drink 依存の人もでてきて、これもプログラマにいそう。というか一時期 soda addict 手前だったことがあるような自分・・・。


やっぱりカフェイン復帰とか気の迷いすぎるのでは?と思う一方、さすがにこの談話集は極端すぎるだろうと気を取り直し、本は諦めてインターネットを探す。コーヒー屋などカフェイン業界の息のかかったサイトに SEO されまくっておりいまいちいい情報がないなか、なんとか Mayo Clinic, Science Direct, NIH とかまともっぽいサイトの記事に一通り目を通してざっくりと理解を正す。

とりすぎのダメージなしに向精神作用を仕事に活かせるようカフェインを摂取することは可能なのか?どういうメンタルモデルで考えればよいのか?


といった前提でいくつかの摂取パターンについて考えていく。

とすると・・・

何事も節度を持って楽しめる人とそうでない人がおり、色々な事例から自分は節度を保てないサイドであることがわかっている。攻めないほうが良い。週一回が無難。もうちょっと踏み込んで週三回。あいだをとると平日一回週末一回で、週末のまなかったら月曜に一回、とかそういうかんじかなあ。あるいは子と添い寝をした翌日のみ、とかだろうか。子と添い寝した翌朝はジョギング実施に失敗しがちで脳内麻薬不足気味だし、これがいいかもしれないなあ。


ところでプログラマというのはコーヒーをコードに変換する機械と自称することがあるくらいカフェインキメキメな職種である。先の中毒者談話集を読んで思ったこととして、ステレオタイプ的プログラマの生態や言動は、実はカフェインの副作用として説明できるものも多いのではないだろか。Night owl で朝おきられないみたいなわかりやすい例だけでなく、いわゆるイキリオタク的なヒステリック会話スタイルみたいのも、妙に集中してコード書いてて話かけても反応ないとかも、カフェインキメ過ぎによる narrow-focus, short-temper で説明できる・・・ときもあるんじゃないの?そういうのは personality として済まさずとりあえず一旦カフェインを止めてみると明らかになることもあるのではなかろうか。余計なお世話だが。

まあキメキメ勢を横目に見つつしばらく自分は週に 2-3 杯で暮らしていこうと思います。なお今日は山道ドライブがあったのでランチのときに一杯キメているが、案の定眠くならない。やっぱ睡眠への影響あるんじゃね?