On Being Left
自分を勤務先にリファーしてくれた東京の同僚が辞めて景気のいいスタートアップに行くという。その人はもう 10 年以上勤めている古株で、いかにもすぐいなくなりそうなタイプなその人を長く引き止められているところに勤務先の力を感じていたが、それも終わった。
彼のような実力者が移る気になる会社がちゃんとあるという事実を含めこれはいい話なのだが、取り残されたようで寂しい気持にもなる。
最近の自分はカネのために働いていると思う。Financial Freedom がない以上ずっとカネのために働いていた面はあるわけだけれども、それでも一時期、カネは最重要でなかった。でもいまなぜこの勤務先で働いているかと聞かれたらカネのためだと答えるだろう。
カネのため「だけ」に働いているわけではない。仕事で手伝っている製品は割と好きだし、仕事には楽しい面もある。でも資産が二倍・・・だとちょっと厳しいかもだけど三倍くらいあったら違うことをしている気もする。けれど自分はカネを稼ぐための手段を多く持っていない。もっというとやりたいことをやって稼ぐ選択肢はない。今の収入からしてほとんど運みたいなもので再現性を感じないし。まあ三倍はいらないな資産。二倍でいい。別にリタイアしたいわけではないから。
この事実は受け入れているけれど、それでも稼ぐ能力のある人が謳歌する自由を目の当たりにすると眩しくて伏目がちになってしまう。だからどうって話じゃないので、まあこのくらいの愚痴は許してよな。