Polymer 3.0 は HTML Imports をやめて JS の modules に移行するという。もうこれで HTML Imports を使う人はいなくなった。どのブラウザにも実装されなかったし、仕様自体も HTML Modules だかなんだかに morph しているらしい。詳しいことは知らないが・・・。
HTML Imports の仕事はたぶん 1-2 年くらいやっていて、開発者あたりの社会へのインパクトという意味では自分の人生で一番大きなプロジェクトだった。Shadow DOM とか Custom Elements も序盤のコードは結構書いたけれど、一番大変な後半の ship するところは他の人がやったからね。HTML Imports は仕様も書いたし一応 ship までやった。
そんな人生最大の仕事がウェブ標準の黒歴史として葬り去られた。悲しい。けれど一番の後悔があるとすれば、これを ship 前の早い段階で殺さなかったことだとずっと思っていた。Web Components の中で, HTML Imports だけは明らかに異質だった。Layered Architecture の principle に反していた。これはだめだという感覚がずっとあったけれど、それを信じることができなかった。これはダメだといえば、人々は聞き届けてくれたかもしれないのに。そしてそれは、自分の仕事の重要な部分であったろうに。勇気も自信も、よりよいアイデアもなかった。
だから HTML Imports が消えて無くなったこと自体は、落胆よりも安堵が大きい。自分の不甲斐なさのツケを、誰かが払ってくれたということだから。そのコストは大きなものだったけれど。
仕事であっても自分が正しいと思うことをやる。プロジェクトの価値観と自分の価値観の整合性に気を配る。この黒歴史を通じ、自分はそんな個人的な学びを得たのだった。
Pixel のカメラはスロモ撮影ができる。240fps. アニメーションの glitch をデバッグするときたまに便利。物事の起こる順序や、アニメーションのフレームの有無などを目で確認できる。画面は 60fps. スロモのフレームレートなら画面のすべてのフレームを記録できる。Systrace とかでがんばるより手早くてよい。まあ、見た目で分かる問題に限った話だけれど。
むかし UI のレイテンシをスロモカメラで測定する人たちがいた。そんな高機能カメラが今は手元にある。ただレイテンシのトラッキングなど自動化が必要なものは何らかのプログラマビリティが求められる。カメラアプリだけで用が済むのは探索的なデバッグくらいだな。
風邪対策でやったこと。来年以降のための記録。
一番効いたもの
- 自分専用の掛け布団を確保する。これをやった日にはじめて夜ちゃんと寝られた。妻や猫に布団を取られて寒いのが回復しない理由だった。
- Prescribed Inhaler. 副作用が強いので使いたくなかったが、苦しいと回復しないので辛いときはきちんと使う。一回あたりの用量も守る(減らさない)。
- つまり、病院には早めに行って必要なものを処方してもらう。
そこそこ効いたもの
- 加湿器。温度湿度計を買って効能をモニタリングするとよい。
- 一枚多く着る。昼も夜も。体は寒さにやられている。
- 寝間着見直し。汗を吸い、かつ寒くないのを買う。
- 寝るときも靴下を履く。寒い夜は。
- のど飴。Cough irritation を抑える。
- Neti Pot, 鼻うがい。鼻水が喉に落ちてきにくくなるので楽になる。
- ヤカンで湯を沸かしておく。暖房のない kitchen, dining の保温と加湿に。
- マスク。寝るときもつけると口呼吸で喉が痛む程度が下がる。
- 鼻呼吸。できる範囲でやる。喉のダメージが減る。
- ハーブティーと蜂蜜。主要な水分補給手段。喉への負担が小さい。カフェインもないので脱水の心配もない。
これから
- 寝室用oil heater. 買った日から暖かくなり出番来てない。
- Primary care doctor. いたほうがいい気がしてきたので探す。
その後 Primary Care Doctor 目当ての病院に行って診断を受けた。まだ Wheezing があるから Inhaler は一日四回(所定量)きちんと使うようにと指導される。この喉に痰が絡んでるような感覚、これも wheezing だったのか。昔は理解してたはずだけれど、健康な時期を挟んだせいで忘れていたなあ。反省。